46年ぶりの偉大なる自然現象も、自転車の鍵には勝てなかったが・・・皆既日食の鍵はこれまた自然現象だった。 [にっき]
娘の自転車につけていたチェーンロックが、
しばらく乗っていなかったので、
あわせなければいけない4桁の数字を忘れてしまい、
四苦八苦しているkomadamuです。
4桁の組み合わせって一体何通りになるんだろう。
もう私にとっては天文学的な数字だ。
いくら遠くを見つめても思い出せない・・・
遠くを見つめると言えば、昨日は46年ぶりに日本で観測できる
皆既日食ということで、世の中は大騒ぎだった。
とはいえ、東京に住む我が家で見られるのは75%の部分日食。
しかも昨日は朝から雨がふったりやんだりとどんよりとした空模様
はなっから期待はしていなかったのだが、
この日たまたま休みだった夫と、
せっかく滅多に見られない皆既日食だからって
わざわざ学童を休ませた娘と3人で
テレビで遠い南の天空に現れる日食を鑑賞しようと、
朝からテレビをつけて始まる前から大騒ぎをしている各局を
とっかえひっかえ見ていたのだが・・・
肝心の娘は学童をお休みできた喜びに、ひとり楽しく
人形遊びやらお絵描きやら・・・
父親に買ってもらった本を読むやら・・・一向に日食に食いついてこない。
46年ぶりなのに〜。
ま、そんな娘はしかたがない放置しておいて(笑)。
いよいよ皆既日食本番が近づいてくると・・・
テレビの画面ではなぜか水族館のペンギンの前からの中継や、
動物園の檻の前からの中継・・・
(そりゃぁ動物の変化も重要だろうが、専門家が観測すりゃぁいいだろ・・・)
あいにくの天気にがっかりする人々や、
土砂降りの中国の様子などを次々と映し出していた。
それにしても、偉大なる自然現象も梅雨前線なる自然現象には勝てなかったのか・・・
梅雨って開けたんじゃぁないの〜?
唯一、皆既帯にある海上の船からの風景が美しく、
これからおこる神秘の天体ショーを期待させる映像が流れてきた。
そして現地のリポーターもスタジオのMCも
次第に興奮が高まって、かなりお祭り騒ぎだったなぁ。
それにしても中継を見ていて思ったのが、
観測眼鏡を一斉に目に当てている人々の様子。
「ジュワッチ」って
インドの人も中国の人も大人も子どももお年寄りも・・・
み〜んなウルトラセブンかっ!って思いましたけど。
(みんなで変身たとこ想像しちゃった(笑))
なのに、娘は一人遊び・・・ねぇねぇ〜見よ〜よぉ〜
ま、彼女は若干7歳だからね。
26年後の皆既日食だって余裕で見られだろうしね。
見ようと思えば海外だって自由に行けるだろうしね。
が、私らは26年先の事なんて微妙だからさっ。
ドキドキしながら見ましたよ。
圧巻は、やっぱり硫黄島や船上からの中継ですね。
あぁ・・あの風景、空気の中に自分も居たかった・・・
360度の水平線のオレンジの帯。
昼なのに暗い天上。
黒い太陽。
昔からの神話や伝説に伝わるように、この自然の作り出す幻想的な光景は、
人々が恐れたのも無理はないなぁ・・・はぁ・・・
っと感動していたのに・・・
娘はすっかり冷めた様子で
「雨降ってないから自転車に乗りたぁい」だってさ。
仕方がないから夫はつきあって自転車置き場に行ったはいいが、
くだんの4桁が分からないと大騒ぎなのである。
しょ〜がないなぁ〜
皆既状態も終った知ってことで外にですと今度は夫と娘が叫んでいる。
「お〜いい、日食見えるよ〜」
そう、雲のフィルターにぼんやりと霞みながらも、
太陽の下半分が食されている太陽が見えたのである。
あいにく我が家は観測眼鏡を用意していなかったのだが
(ウルトラセブンにはなれなかった)
雲がいいあんばいに太陽の光を和らげてくれたので、
チラ見で観測。
夫何ぞはビデオカメラを持ち出して、モニター越しに娘に見せていた。
さすがの娘の実際に見られる日食には食いついて、
大喜びで見ていました(だろっやっぱスゴイでしょ)
ま、唯一見られたのはその一瞬で、
あっという間に雲間に隠れた日食ではあったが、
3人してお休みとったかいあって、
日食見られて良かった、良かった。
・・・と満足していたkomadamuなのだが、
興奮冷めやらぬ私の服を引っ張る娘。
「ねぇねぇ・・・鍵開けてよ〜」
って、思い出せんのよっ4桁の組み合わせがっ
その後、自転車置き場で延々4桁を組み合わせ続けるはめになった
komadamuなのでした・・・トホホ。
こうなったらぶっちぎるか・・・(笑)。
***追記***
〜皆既日食の放送を見ていて〜
各局46年ぶりという日本での皆既日食を中継するのに躍起になったこの日、
その一方で大きな自然災害の被害に遭われ、大変な思いをしていた方が
大勢いらしたんですよね。
そんな中、ちょっと騒ぎすぎって気がした放送もありました。
もう少し落ち着いた伝え方もあったのではないでしょうか。
日食という素晴らしい自然現象もあれば、
人々の暮らしを破壊する恐ろしい自然の力もあるということと、
その前にいる私たち人間の小ささ、非力さを改めて感じました。
災害に遭われた地域の方々には心よりお見舞い申し上げます。
それと、もっと科学的な視点からの日食の番組が少なかったのが残念です。
今後、NHKスペシャルなどで
しっかりとした日食番組の放送を期待したいkoamadamuです。
そんなこんなで
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タグ:皆既日食
この日は夜の硫黄島で撮ったものを感慨深く見ただけでした。
各局、中継すごかったんですね~~
太陽は上下にあんなに伸びているんだなーというのが第一印象。
あれは壮年期に入った証拠なんだそうです。
そうそう、3年後くらいに太陽のフレアが大きくなって、
日本と月と太陽のそれぞれの磁場が狂うかもしれないそうです。
パソコンとかみんな世界中のがオシャカになっちゃったりするのか?
それよりも、焦げないのかな?
とか、いろいろ妄想しています。
by にこちゃん (2009-07-31 13:08)
にこちゃんさん!こんにちは♪
太陽さんは壮年期なんですねぇ〜・・・確かに今はパワーダウンの時期とかって聞きましたけど、なんですかね、老後の前の更年期って感じなんでしょうかね。
でも太陽がパワーダウンしてるのに、地球は暑くなる一方ってのも気になりますよね。
あと何年後かには世の中の人みんな腰ミノ一丁で生活するようになるんじゃぁないか・・・と、私めも余計な心配をしております(笑)。
by komadamu (2009-08-01 10:25)